
カリキュラムは社会人としての教育を身につけるための「一般教育科目」と、保育者としての専門性を養うための「専門教育科目」を編成し、2年間の学びで幼稚園教論免許や保育士資格などを取得することができます。
保育の現場で必要な音(音楽)図(造形)体(運動)の実践法について、模擬保育を交えながら具体的に学んでいく内容の授業です。こどもたちにどのような言葉がけをしたらいいのか人的環境である自分はどの位置に立っていればいいのか、そしてこどもの興味意欲を引き出すためと、どのように手本を示したらいいのかなどを、自分で実践し、他人の指導法を見て体験的に学んでいきます。その知識・技術を保育の現場で活用できるようにしていきます。
教育の方法と技術Ⅰ
音楽あそび幼稚園・保育園で子どもたちはあそびの中で楽しんで、様々な力を身につけていきます。この授業では、音や音楽を使ってこどもと楽しむ方法の実践を学んでいます。1年生の11月に行なわれる初めての幼稚園実習に向けて、学生が手遊びをマスターすることから授業が展開していきます。初めはグループで手遊びを覚えて他の学生と一緒に実践します。次に一人ひとりが好きな手遊びをこどもへの導入から実践へと展開していきます。後半の大きなテーマは、保育の場で使われている童謡を、歌・身体表現・リズムあそび・楽器あそび・お遊戯等いろいろな角度から楽しむ方法を模擬保育のかたちで実践します。
教育の方法と技術Ⅱ
造形あそび幼稚園や保育園で行われている年中行事と並行して、園で作る製作を授業に取り入れています。「子どもの日」に向けては、こいのぼりや新聞紙で作る兜を実践的に作りました。現場では子どもたちの年齢に合わせた製作が必要ですが、短大では少し高度な製作を体験してもらっています。
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教育の方法と技術Ⅲ
運動あそび幼稚園・保育園の現場では、運動あそびは欠かせないものです。いろいろな遊具の使い方をはじめ創作も行います。ゲームやボール遊びをグループワークで考えたり、パラバルーンやリズム体操の振り付けの創作・発表も行います。実際に現場に出たときに、どのようにこどもたちを指導していったらよいかなど、具体的な内容ですすめていきます。運動会に行なう組みたいそう、サーキット遊び、フラフープ、縄、集団遊びや平衡感覚ペダル・ホッピング・竹馬・一輪車の体験も行なっています。授業の最後にはリズム体操の実技試験を行います。こどもたちにリズム体操の振り付けを教えるのは、幼稚園・保育園の現場では多く見られます。自分がどのくらいの大きさで動いたらよいのかを体験的に感じてもらいます。
5つの充実した研究は、保育の現場で活用できる内容の中から特に力をつけたい、学んでみたいものなど自由に選択ができ、ステップアップにつながる内容の授業です。
保育教材研究Ⅰ
表現シアター動く紙芝居とも言われる「パネルシアター」を製作し、演じる技術を学びます。絵を描くのが苦手でも、型紙を写して色を塗るので心配ありません。仕上げに油性ペンで縁取りをし、切れば完成です。自分で作った作品を、うまく楽しく演じるにはどうしたらよいのかをみんなで考えながら、技術を学んでいきます。
フェルトの人形でお話しをする「エプロンシアター」の製作もします。フェルトを切ったり、貼ったり、縫ったりしながら人形を作るのは少し大変ですが、形になっていく毎に愛着がわき、一生の宝物になります。
保育教材研究Ⅱ
あそび歌「あそび歌」とは・・・。歌いながら遊ぶこと。遊びに歌がついているもの。手遊びを中心に、歌をつかった遊びをたくさん学んでいきます。色々な手遊びを覚え、自分のレパートリーを増やすと共に、人前で展開する技術を学びます。滑舌を良くしたり、いい表情で展開したりできるようにトレーニングも行います。時にはプロが展開するDVDなどを観ながら、よりよい展開の仕方を考えていきます。
保育教材研究Ⅲ
ニュースポーツこの授業は、レクリエーションスポーツを足利短期大学ローカルルールに則って行っています。行なったレクリエーションスポーツ(ニュースポーツ)の中から、正式なルールをレポート提出してもらいます。インディアカ、ネットネットゲーム、ドッチビー、ピロポロ、ネイチャーゲーム、ミニボウリング、ダーツ、ストラックアウト、フリスビー、キックベース、キンボール、ウォーリーを探せ等たのしい内容の技術です。まずは自分が動いて楽しむことが大切です。準備から実技そして片付けまでを、自分たちが率先して行えるようにしていきます。毎回のチームは、色々な学生と組めるようにし、学年及びクラスの交流も活発に行なえるようにしています。たくさんのニュースポーツが体験できるのでとても楽しい授業です。
教育方法論Ⅰ
多文化保育多文化保育とは、多文化=外国人と捉えた場合には、国籍や民族の異なる子どもを中核とした保育を指します。群馬県太田市や大泉町には多くの南米系外国人を中心に様々な国籍の人々が暮らしています。その中で、子どもたちの教育を巡る課題が顕在化し、言葉を習得する時期である幼児期の保育実践にも目が向けられるようになりました。また、文化という視点で捉えると、国籍だけではなく、障がいの有無や宗教など様々な違いが存在します。そこで、様々な違い(多様性)を認め合い、多文化という状況を共に生きるインクルーシブ保育について学びます。学外授業で実際に多文化保育を体験します。
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教育方法論Ⅱ
コンピュータリテラシーコンピュータを使い、リテラシー力(必要な情報を引き出し活用する力)をつけます。
1年次
一般教育科目
・仏教学 ・法学(日本国憲法) ・心理学 ・情報処理Ⅰ ・英語Ⅰ ・英語Ⅱ |
教科及び教職に関する科目
領域に関する専門的事項に関する科目 |
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・こどもと音楽(ピアノⅠ) ・こどもと音楽(うた) ・こどもと音楽(楽器) ・こどもと造形 ・こどもと運動 ・国語表現法 |
保育内容の指導法に関する科目 |
・こどもと健康 ・こどもと環境 ・こどもと言葉 ・こどもと表現 |
教育の基礎的理解に関する科目 |
・教育原理・教育制度論 ・心身の発達と学習過程 ・教育課程・保育の計画と評価 |
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 |
・教育の方法と技術Ⅰ(音楽) ・教育の方法と技術Ⅲ(運動) |
教育実践に関する科目 |
・教育実習研究Ⅰ ・教育実習 |
その他の専門科目
保育の本質・目的に関する科目 |
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・保育原理 ・こども家庭福祉 ・社会福祉 ・社会的養護Ⅰ |
保育の対象の理解に関する科目 |
・こどもの理解と援助 ・こどもの保健 |
保育の内容・方法に関する科目 |
・乳児保育Ⅰ ・保育教材研究Ⅰ(表現シアター) ・保育教材研究Ⅱ(あそび歌) ・レクリエーション実技 |
保育実習 |
・保育実習研究Ⅰ ・保育実習Ⅰ |
その他 |
・基礎演習 |
2年次
一般教育科目
・文学 ・美術 ・情報処理Ⅱ ・体育理論 ・体育実技 |
教科及び教職に関する科目
領域に関する専門的事項に関する科目 |
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・こどもと音楽(ピアノⅡ) |
保育内容の指導法に関する科目 |
・保育内容総論 ・こどもと人間関係 |
教育の基礎的理解に関する科目 |
・保育者論 ・特別支援教育Ⅰ(障がい児保育含む) ・特別支援教育Ⅱ(障がい児保育含む) |
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 |
・教育方法論Ⅰ(多文化保育) ・教育方法論Ⅱ(コンピュータリテラシー) ・教育の方法と技術Ⅱ(造形) ・幼児理解と教育相談 |
教育実践に関する科目 |
・保育・教職実践演習(幼稚園) ・教育実習研究 ・教育実習 |
その他の専門科目
保育の本質・目的に関する科目 |
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・こども家庭支援論 ・仏教保育論 ・福祉と人権 |
保育の対象の理解に関する科目 |
・こども家庭支援の心理学 ・こどもの食と栄養 |
保育の内容・方法に関する科目 |
・乳児保育Ⅱ ・こどもの健康と安全 ・社会的養護Ⅱ ・子育て支援 ・手話コミュニケーション ・保育教材研究Ⅲ(ニュースポーツ) ・総合表現Ⅰ ・総合表現Ⅱ ・レクリエーション理論 |
保育実習 |
・保育実習研究Ⅱ ・保育実習Ⅱ ・保育実習研究Ⅲ ・保育実習Ⅲ |