これからのまちづくりにおいてもSDGsを意識していくことはとても大切です。
建築の立場からまち全体の空間を考えることで新たな可能性をみつけることができます。
たとえば、町の舗装路に放置竹林からつくった竹チップを配合したブロックを使えるように、学生、教員一体となって取り組んでいます。
また、地元の木材を建築物などに積極的に使用する、いわば地産地消することで地域の森林を守っていくこともできると考えています。
さらに、地域の風景をどう継承するかにも取り組んでいます。
たとえば、かつてはまちの水辺空間を担ったインドの階段井戸をどう残すのか。
水が汚いという課題もありますが、日本の河川の再生知識などをインドに伝承することできれいな水をもたらすことが可能です。
地域を教育教材として、そこに学生が積極的に関わり、伝え合っていくことでお互いに成長できるはずです。