こども学科

教育目的

こども学科では豊かな感性と教養を身につけるとともに、保育に関する専門的知識と技術を習得し、活用・応用できる力を持った人材の育成を目的とする。

教育目標

1．興味・意欲を喚起する授業と多様な体験の機会を提供し、「感動する心」「創造する心」「実践する力」を育成する
2．幅広い専門的知識・技術を有し、社会的役割を遂行できる保育者を養成する
3．幼稚園教諭免許と保育士資格を取得できるよう指導・教育する

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

足利短期大学の学位授与の方針
こども学科は、建学の精神「以和為貴」に基づき、「高い知識と技術を持った心ある保育者」の養成に向けて、所定の学位プログラムに従って、62単位の取得を含む卒業要件を満たすことが、卒業認定・学位授与の条件となります。幼稚園教諭二種免許状は、教育職員免許法および同法施行規則に定める単位を修得することで、授与されます。また、保育士資格は、児童福祉法に定める単位を修得することで、授与されます。こども学科では、幅広い専門的知識と技術を有し、社会的役割を遂行できる保育者の養成を目的としています。
この目的の達成度を確認するために、以下の項目に沿った評価を行い、短期大学士（保育学）の学位を授与するものとします。
1．保育に関する専門的知識と技術を習得し、実践の場で活用・応用できます。
2．保育職の社会的役割を認識し、保育に専心しようとする職業観を身につけます。
3．専門を超えて学び、広い視野でものごとを捉えることができます。
4．多様な人々と交流することに努め、協働的関係を築くことができます。
5．豊かな感性と教養を身につけ、自ら問題解決にあたることができます。

カリキュラム・ポリシー

足利短期大学の教育課程編成・実施の方針
こども学科における人材養成の方針は、建学の精神である「以和為貴」を基盤に置き、豊かな感性と教養を身につけた、心ある保育者の養成を旨としています。保育者には、保育に関する専門的知識と技術のみならず、幅広い関連する知識とそれを実践の場で活用・応用することが求められます。その結果、自ずと我が国における保育の質の向上に貢献することができるわけです。
こども学科では、専門的な知識・技術をもって社会に貢献できる保育者養成のためのカリキュラムを編成しています。社会人としての教養を涵養するための一般教育科目と、仏教的精神について学ぶ科目を配置し、豊かな感性と教養を持つ、コミュニケーション能力の優れた保育者を養成します。また、表現力や協働性を確かなものにするための演習科目と実習カリキュラムを段階的に組み立て、実践の場で応用できる力を養います。
学修成果の評価にあたっては、すべての科目について設定された達成目標の到達度によって評価します。基礎的・理論的な知識を修得する科目については定期試験によって、知識を統合する科目や演習科目・実習科目については、実技や課題に対する具体的成果物によって、それぞれの科目の達成度を評価します。

アドミッション・ポリシー

足利短期大学の入学者受入れの方針
こども学科では、建学の精神「以和為貴」に則り、豊かな感性と教養を身につけ、心ある保育者として専門的な知識・技術を持って社会に貢献しようという意欲のある人の入学を求めます。
このような入学者をあらゆる地域から多様な方法によって適正に選抜します。それぞれの選抜方法に応じて、以下の項目を評価します。
1．高等学校までの学習を通じ、本学の教育の基礎となる知識・技能、学習に必要な思考力・判断力・表現力および学習のための主体性・協働性を身につけている。
2．こども学科の教育理念を理解し、保育者になるという明確な意思と目標を持っている。
3．本学の建学の精神と教育理念を深く理解し、生命と人権を尊重するとともに他者への思いやりを持ち人間関係を深めようと努力できる。

学修成果

社会人・職業人として求められる汎用的学修成果
1．幅広い情報を収集し、探求心を持って学び続けることができる
2．年齢、性別、国籍、障害の有無を越えて、多様な人々と進んで交流する姿勢をもつ
3．様々なコミュニケーションを獲得し、それを駆使して協働的関係を築くことができる
4．感性豊かにものごとを捉え、ことばをはじめ多様な方法によって表現することができる
5．多面的に物事を捉え、臨機応変に対応し、問題解決をはかることができる

現場に即応できる保育者に求められる専門的学修成果
1．保育に関する専門的知識を習得し、具体的に説明することができる
2．身につけた知識や技術を実践の場で活用・応用することができる
3．保育職の社会的役割と使命について自覚している
4．主体性をもって保育に取り組むことができる
5．「こどもから学ぶ」という視点をもって、保育を実践することができる
6．自らの保育実践を振り返り、評価し改善することができる

アセスメント・ポリシー

足利短期大学では、ディプロマ、カリキュラム、アドミッションの3つのポリシーに基づき、機関レベル（短期大学全体）、教育課程レベル（学科）、科目レベル（各授業科目）の3段階で学修成果を評価する方法を定めています。評価結果は、現状を把握し、教育改善を進めることを目的としています。