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修士課程 情報・生産工学専攻

人、物、空間の快適な関係を追求する

本専攻では、専攻分野に関する高度な学識、研究者として必要な学識、専攻分野に関する応用能力、技術者倫理等を養い、 高度専門職業人養成を目指す。特にグローバル化の時代にあって、発展途上国援助等も含めた国際的に活躍できる人材の育成も目指しています。 以上の目標を達成するために設けられた6専修は次の通りです。

概要
1) 再生可能エネルギー・環境工学専修

国内外を問わずに、持続可能な社会構築が重要な課題となっています。本学では、 風力・太陽光・バイオマス(トリプルハイブリッド)を利用した再生可能エネルギーの研究教育が大学の特徴であり、社会的にも評価が高いです。 この専修では、学部における研究教育の上に立ち「自然エネルギー」と「環境」をキーワードとして、 風力ネルギー、太陽エネルギー、熱工学、バイオマスエネルギー、環境工学、水文学、再生可能エネルギー、非弾性挙動等の学科目を開設し、 合わせて機械・電気電子等に関連する他専修に開設された学科目の学修を通じて総合的な素養を涵養します。 また、学部から引き続いて語学力を高め、発展途上国を含む国内外でのエネルギー問題や地球環境問題の解決に貢献できる高度な知識と技術を修得します。

2) 機械システム工学専修

機械工学は、我が国の工業を歴史的に支えてきた産業の根幹であり、将来に亘り科学技術創造立国を目指す我が国にとって、この分野の発展は不可欠であると考えられます。 国際的にも活躍できる高度専門技術者の養成を図ります。 この専修では、学部に設置された機械工学系の教育成果に立ち、より広い視野に立った学識と技術、専攻分野における研究能力、専門性を要する職業等に必要な能力を修得します。 以上のことを実現するために、流体工学・材料工学・精密工学等の分野について学科目を開設します。

3) 電気電子工学専修

電気電子工学も機械工学同様、我が国工業の根幹を成す分野です。 この分野における技術の発展はめざましく、他分野との融合、国際的な学術交流、その他学問分野の学際化、融合化に対応しながら教育研究を進めます。 この専修は、学部に設置された電気電子工学系の教育成果に立ち、より広い視野に立つ学識、深い専門能力、高度の実践能力を修得します。 以上のことを実現するために、 物性材料工学、情報通信工学、電力工学等の分野について学科目を開設します。

4) システム情報工学専修

コンピュータ技術、ソフトウェアの発展は工学の世界において画期的な変化をもたらし、IT化の時代にあってますます重要性を増す研究分野となっています。 この専修では、学部に設置された情報システムデザイン学系の教育成果に立ち、さまざまな産業分野や社会現象等の複雑な仕組み(システム)を分析し、問題点を抽出し、解決策を実行することを修得します。 また、今日システィマチックになっている環境において、コスト意識をもった社会・工学システムのマネジメントが重要になっていることから、その能力を養成します。以上のことを実現するために、生産システム工学、情報システムデザイン、ソフトウェア工学、ロボット工学等の分野について学科目を開設します。

修士課程 建設・環境工学専攻

 本専攻の特色は、人間にとって最も望ましい生活環境の創造を求め、従来の建築学・土木工学の領域を研究教育の対象とし、さらに両分野の技術的な融合発展を進めることによって、高度な専門職業人を養成することを目標とする。本専攻には、建築物・土木構造物の安全性を担う構造、各種構造実現の基礎となる材料、土質や河川など構造物を取り巻く環境などを取り扱う建設工学専修と建築物に対する各種の企画や計画を担う計画、建築物の設備や環境を取り扱う建築都市デザイン学専修の2専修を設けた。ここでは、専攻分野に関する高度な学識、応用能力、技術者倫理等を養い、高度専門職業人養成を目指す。

概要
1) 建設工学専修

 建設工学専修では、国際的水準にある建設工学に対して、建築物・土木構造物の安全性を担う構造、各種構造実現の基礎となる材料、土質や河川など構造物を取り巻く環境などを中心課題として探求し、建築や土木分野でより高度な知識および技術を持った技術者を育成する。この専修には、構造力学、構造制御、建築材料、建築施工、コンクリート工学、流体力学、土質工学等の科目を開設し、合わせて他専修に開設された学科目の学修も含め、総合的な学識を涵養した高度専門職業人を養成する。

2) 建築都市デザイン学専修

 建築都市デザイン学専修では、国内外の各種建築物を企画・設計し、それを施工して実現する一連の企画を担う計画学と地球環境を重視する時代にあって国内外の重要な課題となっている環境学を中心課題として、探求する。この専修には、都市計画、都市景観、市街地整備、建築史、建築計画、建築環境、建築設備等の科目を開設し、合わせて他専修に開設された学科目の学修も含め、快適な都市空間および居住空間のデザインおよび構築において、活躍できる創造性豊かな高度専門職業人を養成する。