2025年11月6日(木)、機械分野の飯野光政准教授が、佐野高校附属中学校の1年生を対象に、「環境について考えを深める」というテーマの講話と実習を行いました。

2025年11月6日(木)、機械分野自然エネルギーコースの飯野光政准教授が、佐野高校附属中学校1年生(105名)を対象とした、恒例の「環境教育講話」の一環として、「環境について考えを深める」というテーマの講話と実習を行いました。

昨年度は、2コマ連続の授業の中で、講話と工作(風力発電装置の製作)を行いました。今年度は中学校からの要望を受け、講話とグループワークという初めての試みに挑戦しました。
前半の講話では、環境問題の中でも地球温暖化に焦点を当て、温暖化の原理、二酸化炭素の影響について学び、二酸化炭素を減らすために、私たちが身近でできることや、将来できることは何かを考えました。

休憩を挟んで、後半はグループワーク(4人1組)を行いました。

講話の内容をもとに、さらに考えを深めるため、以下の4つのテーマの中から、グループごとに一つ選んで、アイディアを出し合いました。
付箋を使ったKJ法というやり方で、模造紙に考えをまとめました。

1 今日から1年間、地球のために「やらないほうがいいこと」
2 学校全体で環境のために1つだけ全員がやるとしたら?
3 グループ内で環境のために1つだけ全員がやるとしたら?
4 地球環境のために、10年後の自分は何をしているか。仕事?学び?くらし?

考えがまとまったら、クラスごとに発表(各班30秒間)を行いました。飯野研究室の学生(4名)がその内容を記録し、プロジェクターで映し出しました。

生徒たちは、こうした活動に慣れており、簡潔に要点をまとめ、メリハリをつけたプレゼンができていました。

最後に、飯野先生から今日の授業の振り返りと総まとめを行い、終了となりました。

今回は、初めての試みでしたが、生徒たちは自発的に話し合いに参加し、グループワークを楽しんでいたのが印象的でした。グループワークを通して、講話から得た情報を自分たちの言葉で捉え直し、自分ごと、として考えることができたことは、大きな成果だったと思います。

「環境について考えを深める」というテーマにふさわしい授業でした。生徒の皆さんから、心のこもったお礼の言葉をいただきました。

さて、本学には理科の授業にも参考になるような様々な研究分野があります。その中で、学生たちは日々、探究に取り組んでいます。
そんな様子を知っていただくため、本学のオープンキャンパスに足を運んでいただけると嬉しいです。皆様を心からお待ちしています。