2024年6月14日(金)及び21日(金)の2日間、佐野東高校で、本学の教員による「探究ゼミ講座」を実施しました。

工学部創生工学科から、電気電子分野の西剛伺教授(6/14)、建築土木分野の仁田佳宏教授、機械分野の野田佳雅講師、共通教育センターから加治屋大介教授(以上、6/21)が、佐野東高校で授業を行いました。

 電気電子分野の西剛伺教授は、
「電気電子ゼミ」の担当で、半導体やモーターといった、私たちの生活になくてはならない技術について、実物を見てもらいながら、分かりやすく説明しました。

 建築土木分野(建築学コース)の仁田佳宏教授は、
「建築土木ゼミ」の担当で、地震に強い構造物を作るための耐震、免震、制振(震)技術について、模型を使って説明をしました。また、ロボットやドローンによる外壁や橋の検査事例や建設現場における活用事例についても紹介しました。

 機械分野(機械工学コース)の野田佳雅講師は、
「機械ゼミ」の担当で、ものづくりの楽しさや面白さ、そして重要性などについて、自らの研究などを例に、わかりやすく説明しました。また、3Dプリンターが身近な技術になってきたことも、実際に3Dプリンターで作ったものを手に取ってもらいながら、紹介しました。

 共通教育センターの加治屋大介教授は、
「自然科学ゼミ」の担当で、自然をキャンパスにしたアーティスト、自然の神秘さや美しさに感動する心、原子や分子の無限大の可能性、という視点を大切にしながら、化学を研究テーマとしていることを生徒たちに伝えました。

授業終了後の放課後(6/21)には、
仁田先生によるロボットやドローンのデモンストレーション(体育館)や、加治屋先生と野田先生による課題研究のテーマの相談会(会議室)が催されました。どの授業を受講した生徒たちも、課題研究に真剣に取り組んでいることが伝わってきました。

今回の授業を受講した生徒たちは、それぞれの分野のゼミ生として、本学の4名の先生の指導の下、2学期には、足利大学での実地研修(研究室訪問、9/6)、佐野東高での中間発表会(9/20)、オンライン等による課題研究に対する指導助言(9月~11月で1~2回)、成果発表会(1~3月)などが行われる予定です。

今回の模擬授業はそのスタートであり、実り多い探究学習(課題研究)となることを願っています。