2025年7月30日(水)、第66回足利ユネスコ学校の3日目として、機械分野の飯野光政准教授による「科学を利用したものづくり -風車で発電をしよう- 」が、足利市助戸公民館で行われました。足利市内の小学3年生から6年生74名が参加しました。

最初に、助戸公民館の講堂で、「風力発電に関する講話」が行われました。

飯野先生は、小学生にも興味を持ってもらえるよう、クイズ形式で講話を進めていました。
小学生たちは元気よく手を上げて答えてくれました。特に、風力発電機の大きさ(風車のブレードの長さ)が50mもあり、最大の風車の高さは東京タワーよりも大きくなることに歓声が上がっていました。

また、世界の全電力のうち、11.2%が風力発電で作られていることも新鮮な驚きでした。
子供たちの風力発電への興味が高まったところで、工作室に移動し、風力発電装置の自作工作を行いました。工作では、飯野研究室の学生6名がアシスタントとして参加してくれました。
<工作室①>

<工作室②>

<工作室③>

自作工作では、まず、4枚のブレード(羽根)を付けたローターを作り、それを大学生のアシスタントにグルーガンでモーターに固定してもらいました。
厚紙でつくったブレードには、参加者が思い思いに色を塗ったり、イラストを描いたりして、自分だけの風車を作りました。
風力発電機を扇風機の風に当てると、風車は勢い良く回り、モーターに取り付けたLEDが明るく光りました。
最後に、自作工作した風力発電機を持って、再び講堂に集まりました。

今回の風力発電講話のまとめとして、①風車はブレードが少ない方が速く回ること、②「水汲み」など、力を必要とする場合は枚数が多い方がよいこと、など、興味深いお話がありました。

飯野先生の「夏休みは風力発電を見に行こう」という言葉で、「風力発電講話」は締めくくられました。
参加者からは、飯野先生を始め、アシスタントの学生たちに感謝の拍手が送られました。

さて、夏休み中には、本学でオープンキャンパスが開催されます。様々な分野の研究などを紹介していますので、興味を持たれた方は参加してみてはいかがでしょうか。お待ちしています。