2024年6月6日(木)、佐野高校で開催された「地域リーダーズシンポジウム」に、工学部機械分野(自然エネルギーコース)の根本泰行教授と同研究室の大学院生ILHAM PRATAMAさん、同建築・土木分野(土木工学コース)の西村友良教授が、シンポジストとして参加しました。このシンポジウムは、地域の様々な社会課題に取り組んでいる方々から直接話を聞き、課題研究への意欲を高め、具体的な示唆(ヒント)を得ることを目的としています。14名の講師が7つの分科会に分かれ、高校1年生155名が希望する分科会に参加しました。
根本泰行教授は、自然エネルギーに関する分科会で、生徒たちに、自然エネルギーについて、3つの問題を投げかけました。
[テーマ1]再生可能なエネルギーは使えるのか?
[テーマ2]電気自動車はエコなのか?
[テーマ3]環境にいいライフスタイルとは何か?
また、インドネシアからの留学生(博士課程前期課程の大学院生)ILHAM PRATAMAさんは、母国インドネシアでの、エネルギー・環境問題について紹介しました。
二人の講話後の質疑応答では、とても良い質問がいくつも出されました。最後に、生徒の代表から、自分がこのシンポジウムで何を学んだかを振り返った感謝の言葉をいただきました。とても頼もしく感じました。
一方、西村友良教授は、土木工学に関する分科会で、ご自身の研究について説明されるとともに、研究するとはどういうことか、についても熱く語りました。西村教授からは、生徒さんの目の色が変わってきた、という感想がありました。
放課後には、生徒希望者による質問座談会が行われました。30名以上の生徒が集まり、大変盛況でした。佐野高校の「地域リーダーズシンポジウム」は今年で9年目となるそうですが、足利大学は昨年度から分科会のシンポジストとして参加・協力しています。
今回も多くの生徒たちが課題研究のヒントをつかんでくれたことを願っています。