看護学部2年生を対象とした「在宅看護方法論Ⅱ」のご講義を、栃木県歯科衛生士会会長の中村美智子先生を招聘し担当していただきました。講義内容は「口腔機能の維持と機能低下した在宅療養者のケア」です。
現代日本は超高齢化社会に突入し、予防介護、健康医寿命の延伸を目指し、保健医療福祉の連携強化が急務となっています。そのような観点から、専門職双方の連携による学びの場としての授業をご紹介します。
口腔模型や高齢者の口腔内画像をふんだんに使った知識学修と、体験学修を組み込み咀嚼機能や口腔内の観察についての高度な技術をご教示していただきました。
食べる体験では、「唇を閉じないで噛み込み、飲み込めるか」、「舌を動かさないで咀嚼をする」、「一口量の個人差をしる」など、状況設定をしながら解説をしてくださいました。今回の体験学修を活かして、3年生の実習では、療養者の口腔の観察、口腔ケアを実践することを目標にします。