夏休み中、高校生の課題研究班によって、工学部の研究室訪問が行われました。
7月29日(足利高校2名、機械分野の根本泰行教授)、8月4日(足利高校2名、同飯野光政准教授)、8月19日(作新学院高校4名、同小林重昭教授)、8月22日(佐野高校3名、同根本泰行教授)などがありました。

<8月4日(月)、足利高校2名、機械分野(自然エネルギーコース)の飯野光政准教授>

足利高校の課題研究班(2名)は、事前に飯野先生から出された課題についてレポートを提出した後、研究室訪問に訪れました。
当日は、太陽光発電が環境や生態系に及ぼす影響や将来的に廃棄される太陽光パネルのリサイクルなどについて質問をしていました。それに対して、飯野先生は資料を用意し丁寧に答えていました。
<8月19日(火)、作新学院高校4名、機械分野(機械工学コース)の小林重昭教授>

作新学院高校の課題研究班(4名)は、「航空機の金属材料について」を探究のテーマとしています。
小林教授から、金属疲労が起こる仕組みについて説明を受けた後、実際に金属表面の顕微鏡観察を行いました。

また、研究室の大学院生から、金属疲労を与える実験装置を実演してもらいました。生徒たちは午前9時から3時間かけて、じっくりと研究室を見学し、探究の方向性についても、小林教授からアドバイスを受けていました。
<8月22日(金)、佐野高校3名、機械分野 根本泰行教授>

佐野高校の課題研究班(3名)は、足利市の活性化につながる研究を進めており、地域の活性化についても造詣が深い根本教授に、Zoomを使って相談を行いました。根本教授からは、まず自分たちが何をやりたいのかを明確にした上で、研究にはストーリーが大切であるというアドバイスがありました。
7月29日(火)には、足利高校の課題研究班(2名)が、研究テーマ「渡良瀬川で発電はできるのか」について、根本教授の研究室を訪問しました。根本教授からは、様々な実験装置の説明や、課題研究の進め方等に対する指導助言がありました。
以上、夏休み中に行われた高校生の研究室訪問について紹介しました。
課題研究を進める際、直接、研究者からアドバイスを受けることで、自分たちがやりたいことが明確になったり、新たな視点に気づいたりしていました。高校生たちの充実した姿が印象的でした。
さて本学では、2学期には、工学部の体験型オープンキャンパス(10月4日)や大学祭(10月11日・12日)が開催されます。
興味を持たれた方は、是非ご参加ください。お待ちしています。