~地域に根ざした学びを実践しています~

2025年10月4日(土)、足利市で「認知症になっても安心して過ごせる街を目指して」をスローガンにした地域イベントが開催されました。足利大学看護学部からは2〜4年生の学生6名が参加し、コムファーストイベント広場にて血圧測定コーナーを担当しました。来場者に血圧測定を実施しながら、地域の皆さまに健康への関心を高めていただく活動を行いました。

また、イベントプログラムの一環として、市内を歩きながら互いに声をかけ合い、助け合うことを体験するコーナーにも参加しました。学生たちは電動車椅子や福祉用具を使用し、実際に街中を移動しながら、段差や傾斜など移動上の課題を体感しました。介助者・利用者双方の視点から体験することで、地域のバリアや支援の必要性を具体的に学ぶ機会となりました。


② 移動体験(電動車椅子・福祉用具体験) 福祉用具を活用し、地域での移動を実践的に学ぶ学生たち。
コムファースト会場では、学生自ら血圧測定コーナーを紹介し、積極的に来場者へ参加を呼びかける姿も見られました。子どもから高齢者まで幅広い世代と交流する中で、地域の方々と楽しく会話を交わし、世代間交流を深める貴重な時間となりました。

学生の感想や気づき
・「電動車椅子は段差を乗り越えるときにパワーとスピードの調整が可能で、サスペンションが効いていることに驚きました。」
・「福祉ネイルのブースでは、手元を明るくきれいにしていたいと願う高齢者の方が多いことを知り、とても印象に残りました。」
主催者からは、「学生の参加によって、これまでをはるかに超えた活気あるイベントとなりました」とのコメントをいただきました。
このように、看護学部の学生は地域の中に積極的に入り、在宅・地域看護の現場で学ぶ実践的な機会を通して、地域で活躍できる看護専門職を目指しています。今後も地域と連携しながら、主体的に行動できる学生を育成してまいります。

③ 全員集合(参加学生・教員などの記念写真) 地域の方々とともに記念撮影。多世代が集う温かな時間となりました。