2025年10月2日(木)、栃木県立今市高校の2年生(156名)に対して、建築・土木分野 建築学コースの大野隆司教授が、課題研究の「研究計画書の作成」に関する講話を行いました。

大野先生は、事前に送っていただいた研究班ごとの「研究計画書」一つ一つに、赤ペンでアドバイスを書き込んでいました。
講義では、その中から生徒全体に参考になる「研究計画書」を選び、良い点やここはこうするともっと良くなる、という具体的なアドバイスを行いました。

その中で、最も強調したのは、研究テーマに対して、ただ調べて終わりというのではなく、自分たちで何ができるかを考え、実行するための計画を立てることでした。

生徒たちは、興味関心のある地域(日光地区、藤原地区、栗山地区、足尾地区)ごとに4教室に分かれていたため、1つの教室から講話を配信しました。大野先生の熱のこもった授業は、配信先の教室でも画面を通して伝わっていました。

それぞれの地域での「研究計画書」を取り上げたので、生徒たちが課題研究で目指すイメージが少しずつ形になってきました。

授業の前半で大野先生の講話を聞き、後半は班ごとに研究計画書のブラッシュアップに取り組みました。赤ペンでコメントが書き込まれた自分たちの班の「研究計画書」が配られ、そのコメントを参考にして、改善点を話し合いました。

大野先生は、講義を配信した教室を回り、生徒からの質問に答えたり、励ましたりしていました。生徒たちは、自分たちに本気で向き合ってくれている大野先生の言葉に熱心に耳を傾けていました。

授業が終わっても、まだ話し足りない生徒たちが名残惜しそうに教室を後にしていました。
本学には、課題研究のテーマにも関連するような様々な研究分野があります。是非、オープンキャンパスに足を運んでみてはいかがでしょうか。
お待ちしています。