【織姫公民館】「足利大学講演」(第2回)、2025年10月10日(金)、機械分野・自然エネルギーコースの根本泰行教授が、「再生可能エネルギー利用と持続可能な社会」を主題とする講演を行いました。

2025年10月10日(金)、機械分野・自然エネルギーコースの根本泰行教授が、足利市の織姫公民館で、地球市民講座Vol.36「足利大学講演」(連続4回)「今だからこそ学びたい!自然と人」の2回目として、「再生可能エネルギー利用と持続可能な社会」を主題とする講演を行いました。

講演の内容:
1 カーボンニュートラル
2 炭素会計
3 ここ10年でエネルギーの何が変わったか
4 再生可能エネルギーはどこまできたか
5 日本の再生可能エネルギーを見ていこう
6 持続可能な開発

根本教授の講演は、まさに目からウロコの連続でした。ここ10年間で日本のエネルギー消費は減っており、様々な発電にかかるコストも大きく変わってきました。日本の電力に占める再生可能エネルギーの割合は10年前の2倍以上になっており、太陽光発電についてみると、すでに原子力発電所77基分が稼働している、というお話でした。
また、根本教授は日本各地の風力発電、小水力発電、地熱発電、温泉発電などを実際に視察されており、再生可能エネルギーの現状をわかりやすく説明してくれました。

最後に、持続可能な開発は、環境と開発が共存しうるものとしてとらえ、「環境と経済と社会」の3つの側面(トリプルボトムライン)から考えることが必要である、というお話で締めくくられました。

講演終了後の質疑応答も活発で、大変有意義な講演でした。

【織姫公民館】「足利大学講演」は、10月3日(金)から4週連続で行われています。