2025年10月24日(金)、共通教育センターの須永浩章准教授が、足利市織姫公民館が主催する地球市民講座Vol.36 「足利大学講演」(連続4回)「今だからこそ学びたい!自然と人」の4回目(最終回)として、「「あぶら」で病気予防!~肉・魚の健康的な食べ方~」を主題とする講演を行いました。

<講演の内容>
須永准教授は、足利大学と群馬大学医学部附属病院で、食べ物の「あぶら」で生活習慣病を予防する方法について研究しています。講義のタイトルでは「あぶら」と表記されていますが、そこには「脂」と「油」の2つの意味が含まれています。その違いや体に及ぼす影響などの観点から、生活習慣病の予防や肉や魚の健康的な食べ方について、具体的なお話がありました。
① 生活習慣病とは? 足利市では「脂質異常症」の割合が高い。
② 食事で生活習慣病を予防しよう。
③ 肉・魚の健康的な食べ方

講義では、とるべき「あぶら」は、冷蔵庫に入れても固まらない不飽和脂肪酸の「油」であり、控えるべき「あぶら」は、冷蔵庫で固まる飽和脂肪酸の「脂」であること、特に、不飽和脂肪酸(EPA、DHA)を、様々な食材から効果的に摂取する方法などが紹介されました。
また、肉などに含まれる良質なタンパク質も重要であることから、肉や魚の健康的な食べ方についても具体的に紹介してくれました。

質疑応答の時間では、健康的な食事の仕方に関するたくさんの質問がありました。
受講された方にとって、健康は最大の関心事であることが窺われました。毎日の食生活への示唆に富んだ大変有意義な講演でした。

【織姫公民館】「足利大学講演」(全4回)は、お陰様で好評のうちに終了いたしました。
また、このような機会がありましたら、是非、ご参加ください。






