2025年10月25日(土)、機械分野の飯野光政准教授が、愛宕台中学校の1年生を対象に、「環境・エネルギー」に関する講話と実習を行いました。

2025年10月25日(土)、機械分野自然エネルギーコースの飯野光政准教授が、足利市立愛宕台中学校の土曜日授業の一環として、1年生32名を対象に、「環境・エネルギー」に関する講話と実習(全2回の1回目)を行いました。

講話は、「火星に行くためにどのくらいのエネルギーを使うか」という話題から、エネルギーとは何かをイメージすることから始まりました。

それを受けて、人間はどれくらいエネルギーを使っているか、エネルギーは何から作り出しているか、エネルギーを使うことで何が起こるか、温暖化が進むとどうなるか、といった問題に踏み込んでいきました。難しい問題をわかりやすくかみ砕き、生徒に語り掛けるように話を進めていきました。

休憩後には、風力発電の工作を行いました。環境問題の解決策のひとつである風力発電の原理を体験することが目的です。

飯野研究室の大学院生である金井さんがアシスタントとして、生徒たちにつくり方のポイントをアドバイスし、モーターと風車のブレードをグルーガンで固定する作業を行いました。

その甲斐もあって、大型の扇風機の風を当てると、全員の風力発電装置のLEDランプが明るく点灯しました。

生徒たちは、好奇心や達成感で満たされ、満面の笑みを見せてくれました。

最後は、「技術が進歩すると「あたりまえ」が変わることがある」という視点から、100年後の別の未来を想像し、それまでにやっておくことは何かを考えました。

「学校で教わることは、実は世の中でたくさん使われています。生活の中であまり役に立たないことでも、将来役にたつことがたくさんあるので、どんなことでも興味があることをいろいろやってみてください。」という言葉で飯野先生の講話と実習は締めくくられました。

環境とエネルギーについて考える有意義な時間でした。生徒の皆さんから、心のこもったお礼の言葉をいただきました。

飯野先生の「環境とエネルギー」に関する講話と実習(全2回)の2回目は、2026年2月に開催されます。次回は、波力発電の工作も行われる予定です。楽しみですね。

さて、本学には理科の授業にも参考になるような様々な研究分野があります。その中で、学生たちは日々、探究に取り組んでいます。そんな様子を知っていただくため、本学のオープンキャンパスに足を運んでいただけると嬉しいです。皆様を心からお待ちしています。