在宅酸素療法・腹膜透析の学習を通して実践力を養う

足利大学看護学部では、来年度から始まる3年次領域実習に向けて、2年次後期に多様な技術演習を通じて知識と実践力を養う取り組みを行っています。
今回は、在宅酸素療法と腹膜透析をテーマに、医療関連企業のご協力のもと、実際の医療機器に触れながら学ぶ演習を実施しました。

学生たちは、在宅酸素療法の演習で実際の機器を操作しながら、仕組みや取り扱いの注意点を体感的に理解しました。
「初めて在宅酸素の装置を見たが、実際に触れることで使用方法がよくわかった」「3年次の実習では今回の学びを生かしたい」といった感想が寄せられました。

また、腹膜透析の学習では、これまで原理や手技の理解が曖昧だった学生も、実際の装置を操作する中で、在宅で療養する方々の生活を支える看護の重要性を実感した様子でした。
「機器の操作だけでなく、患者さんの生活そのものを支える看護の視点が大切だと感じた」との声も聞かれました。

医療の高度化により、在宅療養の場でも様々な医療機器を用いた生活支援が求められています。
足利大学看護学部では、こうした時代の変化に対応できる知識と実践力を備えた看護職の育成を目指し、今後も多職種連携や企業との協働を通じて、実践的な教育を推進してまいります。