再生可能エネルギーを考える講演会「CO2削減に向けたごみ減量チャレンジ」を実施しました

10月29日(水)に化学Ⅰの特別講義として足利市生活環境部の方をゲスト講師に招き、「分ければ資源・燃やせばごみ:CO2削減に向けたごみ減量チャレンジ」と題して、3コマ目と4コマ目の2回にわたり実施しました。工学部の学生が約140名出席し、ごみ分別の目的や分別後の材料循環の流れについて理解を深めました。

化学Ⅰの授業で学んでいる物質分類・炭素循環・化学反応・エネルギーに関連する特別講義を通じて、循環型社会におけるより豊かな暮らしのあり方を考え、現実とのギャップを課題として捉えながら自然科学や工学分野の基礎学習への関心と学習意欲を高める機会となりました。

2025年5月に「未来の化学に関するストックホルム宣言」が発表されるなど、持続可能な社会の実現に向けた取り組みは、今も世界の喫緊の課題となっています。この宣言では、廃棄物の削減、枯渇しない資源の活用、統合的なシステムの構築などが提言されています。また、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、学術界・産業界・市民がそれぞれの立場で主体的に行動することの重要性が呼びかけられています。

本学では、アクションプラン『ACT2025』にてカーボンニュートラル教育プログラムの一環として、様々な再生可能エネルギーの研究を行っています。