2025年1月30日(木)13:35~15:05の90分間、群馬県立伊勢崎興陽高校で、2年生8名(受講希望者)を対象として、工学部創生工学科システム情報分野の釆澤陽子助教による模擬授業が行われました。
授業は、私たちの身の回りで、どんなところでコンピュータが使われているか、機械とコンピュータは、どこが違うのか、などについて、生徒と対話しながら始まりました。
次に、一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が開発したプログラミング体験ゲーム「アルゴロジック」を使って、課題解決型に向けたプログラミングを体験しました。釆澤先生からは、プログラミングはどんなに間違ってもやり直せることが伝えられました。
これらの体験を踏まえ、この講座担当の先生にもご協力いただき、生徒自ら、課題解決に向けたプログラミング実習に挑戦しました。
「教室の後ろに座っている先生を教壇にあるイスに座らせるプログラム」を2人1組のチームで作成します。
それぞれのチームが考えたプログラムの命令に従って、先生が移動しますが、なかなかうまくいきません。何度もプログラムを修正し、ようやく先生はイスに座ることができました。
こうした体験を通して、生徒たちは、プログラミングは単にモニターやキーボードとにらめっこしている作業ではなく、課題解決に向けて、人やモノを動かすためのコミュニケーションそのものであることを理解してくれました。
最後の実習は、一人の生徒がモニターに示された図形の特徴を口頭で伝え、それをもとに、それぞれが図形を再現するという体験をしました。生徒たちは、どのように表現すれば、わかりやすく正確に伝えることができるかを考え、これもプログラミングを考える上での重要な視点であることを理解してくれました。
こうして90分の授業はあっという間に終了しました。生徒たちは休憩を取ることなく、集中して授業に取り組んでいました。
授業終了後に、質問に来る生徒や、とても楽しかった、と言いに来てくれる生徒さんもいて、お互いにとても充実した時間を過ごすことができました。担当の先生にも、ご協力、ご支援をしていただき、ありがとうございました。
最後に、足利大学の案内をさせていただきました。
本学に興味を持たれた方は、3月にオープンキャンパスがありますので、是非、お越しください。お待ちしています。