2025年7月22日(火)、高崎経済大学附属高校の1年理系オナークラスを対象に、機械分野の飯野光政准教授による「第2回風力実習」を実施しました。
理系オナークラスは、普通コースの生徒のうち、自然科学(科学技術)などの学問分野に興味を持った生徒を対象として、大学との連携事業や企業・社会施設での研修など、体験学習を中心としたプログラムを学んでいるクラスです。

今回は、飯野准教授による「風力実習」全4回の2回目です。
風の性質や風車の種類と特性について学んだ後、厚紙だけで作る最もシンプルな風車の工作を一人ずつ行いました。

生徒たちは、どんな形状だと風車がよく回るかを想像しながら、厚紙を好きな形・大きさに切り、ホチキスで留めて風車のロータ(回転する部分)を作成しました。それを発電機に固定し、実際に扇風機の風を当ててみて、どのくらい回るかを確かめました。

次回(第3回、9月)は、風力発電のコスト面や安全性など、実用化するときの「理想と現実」について考えます。

そのため生徒たちは、班ごとに相談しながら、よく回るよう工夫を凝らした風車(ロータ)を、次回までに作成することになりました。ロータの材料や大きさ、翼の形状、枚数は自由に設定することができますが、発電機には100Ωの抵抗をつなぐため、風力発電のハードルは一気に高まります。生徒の皆さんには、高校生ならではのアイディアを期待しています。
クラス全体でベスト風車の品評会を行うなど、次回の実習「アイディア風車発表会」が楽しみです。
さて、夏休み中には、本学でオープンキャンパスが開催されます。様々な分野の研究などを紹介していますので、参加してみてはいかがでしょうか。
お待ちしています。