大学概要

About ASHIKAGA UNIVERSITY & ASHIKAGA JUNIOR COLLEGE

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学長と学部長からのメッセージ

足利大学
学長 末武 義崇
Yoshitaka Suetake

「心あるエンジニア」、
「心ある看護者」を育て
心ある社会を築いていく
それが私たちの使命です

 足利大学は、建学の理念「和を以って貴しと為す」の下に、工学部においては「心あるエンジニア」、看護学部においては「心ある看護者」の育成を目的として、日々教育・研究に取り組んでいます。
 「心あるエンジニア」とは「高い倫理観を持ち、創造性や協調性に富み、知的好奇心やチャレンジ精神に溢れたエンジニア」であり、「心ある看護者」とは「調和の精神と専門職としての倫理観を持ち、社会に貢献できる看護者」であると我々は考えています。
 こうした優れたエンジニア・看護者を育成するために、足利大学では“基礎的な知識”の修得に力を入れています。即ち、しっかりとした教養を土台とした大学教育を目指しているわけです。自然科学系の科目はもちろん、英語や人文・社会科目も重視し、深い教養を兼ね備えたエンジニア・看護者を社会に送り出したいと考えています。しかしながら、本学が考えている“教養”は、決して難しいものではありません。あくまでも大学レベルの基礎的な内容を重視しています。学生個々のレベルに応じて設定した授業を通じ、基礎的な内容をしっかりと身に付けてもらうようにカリキュラムを工夫しています。
 専門科目についても、確かな教養に裏打ちされた形で、それぞれの分野の基本を中心に学んでもらうことに重点を置いています。教養・専門を問わず、学問の基礎が身に付いていれば、社会に出てエンジニア・看護者としての経験を積む中で、自ずと応用力を獲得し、倫理観や創造性に富んだ「心あるエンジニア」・「心ある看護者」として活躍することができるはずです。
 足利大学は、学生諸君が将来SDGsの目標達成に寄与し、社会のDXに対応していくために学問の基礎力をしっかりと身に付けてもらうよう、全力で皆さんを応援していきます。

足利大学
副学長 工学部長 安藤 康高
Yasutaka Ando

 日本の高度経済成長黎明期の1967年、足利工業大学として足利大学は開学し、工学部は以降50余年、エンジニアを中心にあらゆる分野で活躍する人材を輩出して参りました。
 この間に、日本をはじめアジアの国々が工業立国となり、多くのアジア系企業は世界的に名が知られる企業となりました。また、工業の発展に伴い、人々の暮らしは豊かになり、個々の人間ができる事も広がって参りました。
 しかしながら、より良い生活を求めて進められてきた工業の発展が、環境破壊、資源の枯渇、雇用喪失などを引き起こし、将来に影を落としております。それゆえ、これからのエンジニアは、未来の人々の幸福につながるよう工業を発展させる義務があります。
 足利大学工学部は、「以和為貴(和をもって貴しと為す)」の教育理念のもと、これまでも環境や人に優しいエンジニアの育成に努めて参りました。今後も、多様な学習履歴を経て入学した学生に対応した少人数教育、留学生AWARD(2018年に殿堂入り)としてご評価いただいた留学生教育に継続して力を注ぐとともに、より一層教育理念に沿った工学教育に邁進し、深い教養と高度な専門知識を身につけたエンジニアを目指す皆さんを全力でサポート致します。

足利大学
看護学部長 教授 青山 みどり
Midori Aoyama

 看護学部は開学して10年を経て、2024年4月に第11期生の新入生を迎えました。新たなスタートをとなるこれからの看護学部は温故知新、未来の社会を支える「心ある看護者」の輩出をしていきます。
 現在の医療は人口減少・少子高齢社会の急速な進展とともに、保健福祉、医療のニーズは高まり「病院完結型」の医療ではなく、地域での療養生活を支える「地域完結型」の医療提供体制の構築が求められています。本看護学部は、地域立大学として、看護師・保健師・養護教諭の養成をして、卒業生の多くは保健医療福祉機関で活躍、進学しています。保健医療福祉に貢献したいひと、看護を学びたいひとの期待に応えられるようこれからも皆さんをサポートします。
 2025年問題に目を向けると、看護が専門分化される中で、看護の質向上を図るためには看護師間の協働・連携が重要であり、時代の変化を捉えた学びがカギとなります。 社会情勢が変化し、医療ニーズも変わり、看護の専門分化も変化している、このような時代に、これからの医療ニーズをしっかりとらえ、これまで培ってきた「和を以って貴しと為す」の建学の精神を基本とした上で、未来に向けた看護学の創造を、皆さんとともに築いてまいります。