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- 数理・データサイエンス・AI教育プログラム 看護学部
数理・データサイエンス・AI教育プログラム
趣旨
データサイエンスおよびAIの基礎的な知識を修得し、数理・データサイエンス・AIを日常の生活、仕事等の場で使いこなすことができる基礎的素養を身に付け、第4次産業革命、Society 5.0の社会に必要とされる人材を育成する。
目的
情報化社会において、数理・データサイエンス・AIを日常の生活、仕事等の場で使いこなすことができる基礎的素養を身に付ける。そして、数理・データサイエンス・AIの利活用において、人間中心の適切な判断ができ、不安なく自らの意志でAI等の恩恵を享受できる知識・技能を身につける。さらに、保健衛生に関するデータの基礎的な集計・解析方法を身につける。
概要
足利大学 データサイエンス・AI教育プログラムの概要についてはこちら
授業内容・方法
- (1) 『現在進行中の社会変化(第4次産業革命、Society 5.0、データ駆動型社会等)に深く寄与しているものであり、それが自らの生活と密接に結びついている』について
- 情報化社会の中でインターネットを中心としたサービスを毎日のように利用して生活している。そのサービスの特徴を理解することで、より安心して活用することができるようになる。その生活に欠かせない技術である情報システム、産業システムとICT、ビッグデータ、組み込みシステムやセンサーと計測制御について学ぶ。 また、LINE、Twitter、InstagramなどのSNS、YouTubeなどの動画サービス、Amazonなどのネットショッピング、Googleなどの検索サイトなど、身近な多くのサービスがビッグデータやAI(人工知能)を利用していることについて学ぶ。さらに、多くの人に使いやすくする「情報のユニバーサルデザイン」に配慮した製品やサービスについても学ぶ。
- (2) 『「社会で活用されているデータ」や「データの活用領域」は非常に広範囲であって、日常生活や社会の課題を解決する有用なツールになり得るもの』について
- スマートフォンやパソコンで利用されるデジタル化された情報は、アプリケーション、オフイスソフトなどを使ってさまざまな形に加工・編集され、文書ファイル、オーディオファイル、画像ファイル、動画ファイルのような形で保存したり、共有されたりしている。これらを集めた大量のデータはデータサイエンス・AIを使って分析され、さまざまな形で活用されていることを学ぶ。 インターネット上のさまざまなサービスを提供するインターネットの仕組みとして、TCP/IP、ドメイン名、サーバー・クライアントなどについて学び、さらに、個人間の連絡に使う「電子メール」や情報をもたらすWWWなどのサービス、インターネットが利用するためのLAN、Wi-Fi、モバイルネットワークなどの仕組みについて学ぶ。
- (3) 『様々なデータ利活用の現場におけるデータ利活用事例が示され、様々な適用領域(流通、製造、金融、サービス、インフラ、公共、ヘルスケア等)の知見と組み合わせることで価値を創出するもの』について
- SNS、動画サービス、ネットショッピング、検索サイトなどの身近なサービスにおけるビッグデータやAIの利活用について学ぶ。また、有病率、罹患率、死亡率などの疾病頻度の指標を取り上げ、指標の相互関係、疾病の予防と指標の変化などについて学ぶ。さらに、シミュレーションについて解説し、データの可視化を表計算ソフトウェアの利用を通して学ぶ。
- (4) 『活用に当たっての様々な留意事項(ELSI、個人情報、データ倫理、AI社会原則等)を考慮し、情報セキュリティや情報漏洩等、データを守る上での留意事項への理解をすること』について
- 安全に安心してデータやAIを活用するために、情報セキュリティ、さまざまな情報からメディアリテラシーで確かな情報を得る知識、個人情報保護や情報社会のルール、情報倫理について学ぶ。さらに、情報漏洩等によるセキュリティ事故についての事例を解説し、その問題点について学ぶ。
- (5) 『実データ・実課題(学術データ等を含む)を用いた演習など、社会での実例を題材として、「データを読む、説明する、扱う」といった数理・データサイエンス・AIの基本的な活用法に関するもの』について
- データの代表値、正規分布の特徴、偏差値、相関係数、推定の考え方やカイ2乗検定などの統計解析の基礎を身に付け、保健統計調査などの実データから不確定な現象を表現する確率分布やそのデータ解析について学ぶ。そして、表計算ソフトウェアを利用したデータの集計、可視化や分析についても学ぶ。
プログラムの学修成果(身に付けられる能力等)
情報化社会において、数理・データサイエンス・AIを日常の生活、仕事等の場で使いこなすことができる基礎的素養を身に付ける。そして、数理・データサイエンス・AIの利活用において、人間中心の適切な判断ができ、不安なく自らの意志でAI等の恩恵を享受できる知識・技能を身につける。さらに、保健衛生に関するデータの基礎的な集計・解析方法を身につける。
履修方法・修了認定
リテラシーレベル(令和5年度入学生から)
下記の2科目を履修し、その全てを合格(単位修得)することで、足利大学 データサイエンス・AI教育プログラムを修了したと認定する。シラバスはこちら
なお、当該プログラムを履修するために特別な手続きは不要です。
- ○ 情報科学Ⅱ(1年次配置:2単位)
- ○ 保健医療統計学(2年次配置:2単位)
リテラシーレベル(令和2~4年度入学生)
下記の4科目を履修し、その全てを合格(単位修得)することで、足利大学 データサイエンス・AI教育プログラムを修了したと認定する。シラバスはこちら
なお、当該プログラムを履修するために特別な手続きは不要です。
- ○ 情報科学Ⅰ(1年次配置:1単位)
- ○ 情報科学Ⅱ(1年次配置:2単位)
- ○ 看護人間工学 (1年次配置:1単位)
- ○ 保健医療統計学(2年次配置:2単位)
プログラムの点検・評価
実行されている当該プログラムの点検・評価・改善等の報告についてはこちらをご確認ください。